春日神社のひとコマ
上小原獅子組が獅子舞奉納をしている春日神社。その隣にある藤波池に思いがけない珍客が。なんと2羽の白鳥が羽を休めにやってきていました。
お気づきの方もいるかもしれませんが、この池はそうです!! 秋祭りで獅子が舞うあの池です。

藤波池は灌漑用のため池。夏を過ぎると水は要らないので水位を落とします。だから池の中に入れるんです。入れると言っても泥まみれになりますが(笑)
水位を落としたこの時期の池は水草が茂り、そこを住処にする魚もいます。カモやシラサギ、カイツブリ、カワウなどたくさんの鳥たちが集まるオアシスです。でも白鳥が来ることは滅多にありません。優雅に泳ぐその姿は気品がありました。
秋祭りのときも賑やかで楽しいですが、冬の春日神社も秋とは違う趣があります。冬の訪れとともに癒されたひとコマでした。
波千鳥

縁起物に波千鳥というものがあります。誰でも一度は波の上を飛ぶ可愛い小さな水鳥の模様を見たことがあるのではないでしょうか?
この波千鳥は2羽が波(困難)を避けて仲良く飛ぶ姿から夫婦の絆や家内安全を表しています。そのため、獅子舞でも法被などに描かれているのをたびたび目にします。
上小原獅子組の昔の法被にも波打ち際で仲良く飛んでいる千鳥が描かれていました。この白鳥たちも2羽で仲良く泳いでいたため、縁起を担いで春日神社に訪れてきてくれたのかもしれません。