文化遺産シンポジウム3
今年はコロナ禍により、秋祭りの獅子舞奉納はやむなく中止となりました。
来年への期待が強まる一方、もし来年も今年と同じ状況の場合、獅子組としてどう動くかという課題も浮き彫りになりつつあります。
そんな中、有益な情報を求めて獅子舞王国さぬき2020の裏で行われていた文化遺産シンポジウムに参加してきました。
香川の祭礼・
民俗芸能の現状と課題
- 日時
- 2020年11月1日(日)
14:30〜16:30
- 会場
- 香川県立ミュージアム
地下1F 講堂
- コーディネーター
- 学校法人四国高松学園理事長、高松大学・高松短期大学学長 佃昌道氏
- パネリスト
- 瀬戸内海歴史民俗資料館館長 田井静明氏
大川念仏踊り保存会 菅原良弘氏
観音寺太鼓台研究グループ代表 尾崎明男氏
- 主催
- 獅子舞王国さぬき実行委員会
獅子舞王国さぬきの収録会場と別会場のせいか参加者は少なめでしたが、有意義なシンポジウムでした。特に、今年獅子舞を奉納した獅子組さんがどのようなコロナ対策をしたのか、は最も知りたかった情報で大変参考になりました。また、四国民俗学会理事の水野先生と直接お話しする機会も得られました。コロナ禍の中、貴重なお話をしてくださった登壇者の方々ならびに主催関係者の方々に深くお礼申し上げます。
少子高齢化が進む中、獅子舞を継承していくのは大変なことで、コロナ禍を口実にして辞めてしまうのは簡単です。しかし、獅子舞は伝統的な民俗芸能であるだけでなく、地域コミュニティの柱でもあります。獅子舞が無くなるとそれ以上に失われるものも出てきます。
みんなで知恵を出し合って、これからどうすべきか考えていきたいですね。