令和三年 「辛丑」
未だ猛威を振るう新型コロナウイルス。昨年は獅子舞もやむやく中止となりました。しかし長い歴史の中で災害は何度もあったはず。困難な状況を何度も乗り越え続けてきたからこそ、今の獅子舞があるのです。
舞い続けるための力を蓄えるのも大切なこと。皆様に再び獅子舞をお届けできる日に備え、今何をすべきか考えながら組員同士で力を合わせて一歩ずつ進んでいきたいと考えています。
また、昨年は多くの方に支えられていることを実感する一年でもありました。いつもありがとうございます。本年も上小原獅子組をどうぞよろしくお願い申し上げます。
これからの郷土の発展と、皆々様のご健康とご多幸を祈念して、新年の挨拶といたします。
令和3年元日 上小原獅子組一同
力強い希望の年
今年の干支は、辛丑。
干支は一般的に日時や方位を示すものですが、古くから占いにも用いられています。
太陽や月の運行と、生きとし生けるものの生命サイクルを10種類の「干」と12種類の「支」で示し、それらを組み合わせることで、世の中の循環や自然の摂理を知り、未来を計ろうとするものです。
ということで、今年の干支で占ってみました。
まず、辛は10種類中の8番目。季節で言えば秋の終わり頃で、植物なら枯れた状態。まさに今の辛い情勢を表しているのかもしれません。一方、丑は12種類中の2番目。季節で言えば冬の終わり頃。植物の芽が種の硬い殻を破ろうとエネルギーを溜めている状態です。つまり、辛いことがある中で、大きな希望が満ちている年になることを暗示しています。
また丑(牛)は粘り強さと誠実の象徴とのこと。多度津町山階地区にも昭和30年頃までは牛がたくさんいました。辛い農作業を地道に手伝ってくれた動物です。
逆境に負けずに牛歩のごとく力強く前に進む一年でありたいものです。