令和六年 「甲辰」
あけましておめでとうございます。
コロナ禍を乗り越え、日本各地で祭りが復活しはじめています。山階春日神社の秋祭りもコロナ禍前と同規模で開催され、賑わいを見せました。平和な日常が戻ってきたことを嬉しく思います。
このサイトも設立から5年が経ちました。サイトのタイトル「香川・讃岐の獅子舞文化の片鱗」は、香川県内の数多くある獅子舞を龍の鱗に見立てて名付けたものです。私たちは鱗の1枚に過ぎませんが、讃岐の文化振興の一助となれるよう、獅子組運営を続けてまいります。本年も上小原獅子組をどうぞよろしくお願い申し上げます。
これからの郷土の発展と、皆々様のご健康とご多幸を祈念して、新年の挨拶といたします。
令和6年元日 上小原獅子組一同
新たな挑戦の年
今年の干支は、甲辰です。
甲というのは十干(10種類の要素)の1番目で始まりを示します。そして辰は十二支の龍のこと。大河をさかのぼる鯉が登竜門を越えて龍へと変わる故事があるように、龍は成長や成功を暗示しています。何か新しいことを始めるには最適の年かもしれませんね。
また龍は、山階とも関わりが深い神獣です。例えば、山階の春日神社では龍の彫刻が見られます。
古くから農業が盛んな山階では、西に鎮座する天霧山に龍神様(りゅうごんさん)がいて、雨水を恵んでくれると信じられてきました。今でも毎年4月には龍王祭と称して、雨乞いの儀式が執り行われています。天霧山の山中には龍神祠という祠もあります。
龍神祠は春日神社の境内にもあり、天霧山の遥拝所として龍王宮と呼ばれています。山階の春日神社に参拝される方は、ぜひ龍王宮にもお参りください。