小学校の教科書
小学校の教科書は4年おきに改訂が行われています。
このたび、令和6年度に改訂された新しい教科書に上小原獅子組の獅子舞の写真が掲載されました。
音楽の教科書
写真が掲載されたのは、教育芸術社さんより出版されている小学4年生の音楽の教科書。
「地域に伝わる音楽や文化に親しむ」という趣旨で香川県の民俗芸能「讃岐獅子舞」の一例として紹介されています。
使われているのは次の写真。山階の春日神社の秋季例大祭の様子を撮影したものです。
ページの隅にはQRコードが印字されており、獅子舞に関する詳しい解説も読めるようになっていました。最近の教科書はすごいですね。
裏表紙の写真提供のところには「上小原獅子組」とクレジットを入れていただいております。
写真1枚とわずかな文章のみの掲載ですが、感慨深いものがあります。
身近にある音楽
正直なところ、出版社さんからお声がけいただくまで、獅子舞を「音楽」と認識することはほとんどありませんでした。物心がつく前から耳に馴染んだ音は、生活の一部になっています。
音楽の世界では太鼓や鉦は楽器ですが、私たちにとっては祭りの道具です。身近すぎるために気づかないということはあるものですね。
教科書も子どもたちに身の回りの音の面白さに気づいてもらい、地域への興味・関心を育てるという狙いがあるようです。教科書の趣旨は教育芸術社さんのサイトで詳しく解説されておりますので、興味のある方はご覧ください。
掲載メディア
掲載メディアが複数ございますので、まとめてご紹介しておきます。教材は地域ごとに異なり、販売ルートも限られているため、目にする機会は少ないかもしれませんが、もし機会があればご覧いただければ幸いです。
教育芸術社さん
- 令和6年度版「小学生の音楽」
- 指導書・デジタル教科書等
- 教師用指導書
- 指導者用デジタル教科書(教材)
- 鑑賞用CD
- 弱視児童用拡大教科書
- 学習者用デジタル教科書
※掲載されているのは4年生の教材のみです。
※鑑賞用CDはDisc1(DCT-3535)に獅子舞の音源(約2分)が収録されています。
ビクターエンタテインメントさん
※DVDは第5巻(NBS-925)に獅子舞の動画(約3分)が収録されています。