多度津町山階・春日神社 秋季例大祭 龍王宮 上小原獅子組

讃岐の獅子舞

コンチキコンチキ♪ どこからともなく聞こえてくる獅子舞の鉦の音は、讃岐の秋の風物詩です。

獅子舞はお正月の印象が強い民俗芸能ですが、讃岐では主に秋に行われています。9月下旬から10月にかけて、県内各地の神社の秋祭りで獅子舞が奉納されており、その獅子舞の数は800組とも言われています。

山階の獅子舞

多度津町山階は農業の盛んな地区で、氏神様である同地区の春日神社への信仰も厚く、古来より五穀豊穣を祈願して獅子舞が奉納されてきました。
春日神社に獅子舞を奉納するのは上小原獅子組だけではありません。私たちを含めて6組(6つの集落)の獅子組が獅子舞を奉納します。

2024年 多度津町山階・春日神社 秋季例大祭 記念 山階獅子組

太鼓台に「かきくらべ」があるように獅子舞にも「舞くらべ」があります。神社拝殿の前では1組ずつ演舞しますが、神幸のはじまりを告げる傘揃え以降は6組の獅子組が1列に並び、同時に演舞を行います。どの組も他の組に負けじとより大きな音で、より美しく舞おうと競い合うように演舞します。神社の周りはほとんどが田園で遮るものがないため、その音は約1km先まで響き渡ります。

上小原の獅子舞

山階には6つの獅子組がありますが、その中において上小原獅子組の獅子は唯一の雄獅子。獅子舞に派手な動きこそありませんが、雄猫が毛を逆立てて威嚇するかのように低姿勢から睨みを利かせる凄みが特長です。 秋季例大祭では木に登ったり池に入ったりと大胆な獅子舞をして地元民を沸かせています。

上小原の獅子舞を見るには?

興味のある方は、ぜひ10月の第1日曜日に山階の春日神社にお越しください。
身体の芯まで響く太鼓と鉦の音、舞の競演にきっと驚かれると思いますよ。

お家でご覧になる場合は、上小原獅子組の公式YouTubeチャンネルにぜひご登録ください。