獅子頭のお祓い
1月3日大安吉日、獅子頭のお祓いを受けました。
新しい獅子頭
上小原獅子組が獅子頭の新調に向けて動き出したのは2019年のこと。そこから丸4年の歳月を経て、ついに獅子頭が完成しました。
獅子頭の新調に賛同してくださった自治会の皆様、また素晴らしい獅子頭を作り上げてくださった伝統工芸士の秋山賢二氏には厚く御礼申し上げます。
この獅子頭については後日このブログで詳しくご紹介する予定です。お楽しみに。
獅子頭のお祓い
獅子頭のお祓いは山階の春日神社の幣殿および拝殿で行われました。
今回お祓いを受けたのは上小原獅子組の獅子頭だけではありません。同じ山階地区の阿庄獅子組と北山獅子組の獅子頭のお祓いも合わせて行われました。
3つの獅子頭
祭壇に並べられた3頭の獅子頭。上から順に、上小原、阿庄、北山です。
阿庄と北山の獅子頭は新調ではなく修繕とのことですが、新調したのかと思うほど美しい仕上がり。手掛けたのはすべて秋山賢二氏です。
上小原の獅子頭は猫獅子(毛獅子)で雄獅子、阿庄と北山の獅子頭は唐獅子(塗り獅子)で雌獅子です。
修祓
約20名が拝殿に上がり、午前9時半過ぎからお祓いが始まりました。祭壇の正面に座るのは各獅子組の代表(頭)3名です。
お祓いは代々この神社の宮司をされている大握氏がしてくださいました。獅子頭に向けて御幣を振ります。
神道ではお祓いのことを修祓というそうです。
祝詞奏上
お祓いの後、祝詞が奏上されました。神様を讃えて感謝し、祈りの言葉を読み上げる儀式です。ここで読み上げられた言葉は言霊となりそのまま叶うとされています。
祝詞のほとんどは難解でよくわかりませんでしたが、獅子頭だけでなく獅子組みんなの心身健康なども含めてご加護をいただくことができました。
ありがとうございました。
獅子頭のお祓いの意味
香川県には獅子頭のお祓いを毎年受ける地域もあるようです。
獅子舞奉納をする前にお祓いを受けることで獅子頭に神様が宿り、効力を発揮するようになるという考え方です。まさに神通力ですね。
上小原獅子組の場合、「獅子は神様の遣い」と教わってきました。お祓いを受けた時にはじめて獅子頭という道具から神通力を持つ獅子へと変わるのかもしれません。
厄除祈願祭
山階の春日神社では毎年1月3日に厄祓いと称して、厄除祈願祭が行われています。
獅子頭のお祓いの前後にも数名が来られ、厄祓いや自動車祓い(交通安全祈祷)を受けていらっしゃいました。山階地区にお住まいで一度もお祓いを受けられたことのない方、来年いかがでしょうか?
記念撮影
獅子頭のお祓いの後は拝殿前で記念撮影を行いました。
今回お世話になった氏子総代にも入っていただき、思い出に残る写真を撮ることができました。
お披露目演舞
記念撮影の後は、ささやかながら新しい獅子頭のお披露目演舞を行いました。
獅子頭のお祓いやお披露目演舞は活動記録にも掲載しております。動画もございますので興味のある方はぜひご覧ください。
今回参加いただいた阿庄獅子組、北山獅子組の皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。今年また秋祭りで会えることを楽しみにしております。