古民家での展示

2023年2月16日 多度津町山階 舟岡山 結プロジェクト 改修記念祭 上小原獅子組

2月16日、山階の古民家で秋祭りの展示を行いました。

舟岡山 結プロジェクト

多度津町山階で唯一の独立した丘陵、舟岡山フナオカヤマ

標高30mに満たない小さな山ですが、この山の近くで、ある計画が動いています。

その名も「舟岡山 ユイプロジェクト」。

築170年以上の古民家(空き家)を改修し、地域再生の拠点にしようという計画です。

プロジェクトリーダーは丸亀市の四国職業能力開発大学校で建築系の外部講師などを務める亀山啓司さん。

2021年の春、山階出身の亀山さんは舟岡山山頂からの眺望を取り戻そうと、幼なじみと有志グループを結成し、草刈りなど山の整備を始めました。山の近くで空き家になっていた実家の納屋を山作業の拠点として改修していた際、どうせなら母屋も活用できないかと思い立ったそうです。

母屋の改修はボランティアや大学校の学生さんの手によって2022年7月より進められ、この2月16日に完成しました。

木造平屋(建築面積154㎡)で8畳の和室2室と、6畳の洋室2室、台所、土間を備えた施設で、障子や襖を外すと大きな広間ができます。

改修記念祭

2月16日にはこの施設の完成を祝うセレモニーが行われました。

丸尾町長などご来賓の方々をはじめ、近隣の三井保育所や四箇幼稚園の園児たちなど約70人が参加しました。テープカットやご来賓の方々の祝辞、施設の内覧会、園児たちが描いた壁画の除幕、ものづくり体験、改修をした学生さんのプレゼンテーション、郷土史の講演会などさまざまな催しが行われました。

上小原獅子組もセレモニーの1週間ほど前に当サイトを通じて連絡をいただき、参加させていただきました。

今回の秋祭りの展示も事前に亀山さんから勧められたのがきっかけでした。亀山さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。

獅子の展示

2023年2月16日 多度津町山階 舟岡山 結プロジェクト 改修記念祭 上小原獅子組

獅子の展示には和室の片隅を使わせていただきました。

展示をする上で一番気にかけたのは子どもの目線です。子どもたちが獅子頭を近くで見られるよう台の高さを調整しました。

先月完成したばかりの新しい獅子頭を飾り、園児たち含めてたくさんの方に見ていただきました。

コロナ禍で獅子舞をする機会が減っていたこともあり、園児たちの中には獅子を忘れている子もいるんじゃないかと内心不安でしたが、みんな覚えていてくれました。

「獅子だー♪」と走ってくる子、「怖くない」と言いながらおそるおそる近づいてくる子、みんな興味津々で嬉しくなりました。

写真の展示

2023年2月16日 多度津町山階 舟岡山 結プロジェクト 改修記念祭 上小原獅子組

壁には山階の春日神社の秋季例大祭の写真を飾らせていただきました。

また、獅子組有志が作成したパンフレットやビラも置きました。山階地区外から来られている方も多く、この土地の祭りをPRする良い機会となりました。

地域再生の拠点に

多度津町山階は過疎高齢化が進む地域です。空き家も増えてきています。

そのような中、ご来賓の丸尾町長は「どうやって多度津を元気にしていくかと考える中で心強い取り組み」と期待を寄せられていました。

施設の活用方法や運営については多くの方からアイデアを募集している段階ですが、チャレンジショップ(開業支援の場)や子どもたちの校外学習の場など部分的に活用が始まっています。

亀山さんは、まずは地域の課題などを話し合える公共の場を目指しており、将来的にはNPO法人化するなどして地域再生をけん引する拠点にできればと話しておられました。

参考

  • 四国新聞 2023年2月17日 朝刊 


    地域総合(15)
  • 中讃テレビ 2023年2月21日 


    CVCニュース 18:30〜

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