令和5年度の獅子舞
今年も残すところわずかとなりました。月日が経つのは早いものですね。
しばらくサイトの更新が滞っていましたが、ようやく更新することができました。今年の獅子舞の写真や動画を公開しておりますので、年末年始のお時間があるときにゆっくりとご覧いただければ幸いです。
令和5年度 演舞記録
ヘンド獅子(9月29日)
大祭りの前々日の夜、ヘンド獅子を遣いに行きました。ヘンド獅子とは獅子組と関わりのある企業・店舗を訪問して獅子舞を行い、厄払いをする行事です。この日は店舗が多く、商売繁盛を祈願して獅子舞奉納をさせていただきました。
村遣い(9月30日)
大祭りの前日は早朝から村遣いをしました。決められた順番通りに地元の家々を獅子舞奉納をして回ります。前日に訪問できなかった企業・店舗も回ります。残暑の厳しい中、約70軒を訪問し、家内安全・企業隆昌を祈願しました。
大祭り(10月1日)
大祭り(秋季例大祭)当日は6つの獅子組が山階の春日神社に集合し、それぞれ獅子舞奉納を行いました。幟と吹き流しによって境内は美しく彩られ、多くの人々の熱気に包まれました。テレビ等の取材もありコロナ禍前以上の盛況ぶりでした。
四箇地区文化祭(11月12日)
文化祭にイベント出演しました。当日はあいにくの天気でしたが、屋根のある渡り廊下で演舞させていただくことができました。11月5日の獅子舞王国さぬき2023では獅子を展示し、上小原の獅子を多くの方に観てもらえました。
祭りとは何か
私たちの地域ではようやく例年通りの祭りが戻ってきました。しかし、近隣には変わってしまった祭りもあるようです。
コロナ禍は「祭りとは何か」を考えるきっかけとなりました。祭りは地域の平和を祈るものですが、平和だから祭りができるとも言えます。危機的状況ではもちろん、少子化や過疎化による担い手不足でも祭りはできなくなります。昨今では祭りのあり方や必要性が問われることも増えてきています。
祭りには神様への感謝を目的として、地域の心をひとつにする力があります。人々が集い、苦労を共にし、楽しむ。それによって生まれる結束力が、やがて地域を守る力になります。もし祭りがなくなれば、その力が弱まるだけでなく、地域の文化的価値がなくなり、土地の誇りまで失うことになるかもしれません。就職や進学で土地を離れたとしても、帰ってきたいと思える故郷でありたい。そして未来の子どもたちに何を残せるか。祭りはそういうものだと思っています。
今はまだ支えられることの方が多い私たちですが、ゆくゆくは地域を支えていかなければいけません。日頃支えてくださっている方々や、平和に祭りができることに感謝しつつ、来年も楽しく活動していければと思います。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください。