獅子頭の製作現場より

獅子舞に欠かせないもの、それは何と言っても「獅子頭」でしょう。実は今、この獅子頭の新調を進めています。今日はその製作現場を見学してきました。

出来上がっていたのはずっしりと重い木型。
型だけですが、すでに迫力があってオーラのようなものを感じます。

2019年 獅子頭の木型 上小原獅子組

この木型に油を塗った後、古い和紙を何枚も貼り重ねていくそうです。とても手間暇のかかる大変な作業です。

讃岐獅子頭

全国的に見ると獅子頭は木彫りや寄木のものが多いですが、香川県では張子ハリコの獅子頭が多くみられます。粘土や木で作られた型に和紙(古紙)を貼り重ね、型抜きをした後、胡粉や漆で素地を作って装飾を施します。この手法で作られた獅子頭は丈夫で軽く、讃岐獅子頭として香川県の伝統的工芸品にも指定されています。

実用性に長けた獅子頭

香川県の獅子頭は飾ってみても美しいのですが、その真価は獅子舞をすることで発揮されると言えます。軽くて丈夫な張子の技法もそのために考えられたものなのでしょう。重いと美しい獅子舞はできませんから。さらに口や耳、猫獅子(毛獅子)の場合は目まで動きます。このような技巧に凝った作りも獅子舞によって活きてきます。

審美性、耐久性、機能性、様々な点において優れた獅子頭を作る職人さんの技術には感服するばかりです。きっと古くより受け継がれてきた伝統技法はもちろんのこと、長年の経験と努力の賜物なのでしょう。

お忙しいところ、数時間に渡って獅子の話をしてくれた職人さん、ありがとうございました。獅子頭の完成を楽しみにしています♪

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